さいおんのお気に入りの歌一覧
KEN
かきくもる 天を仰ぎて 人世をば 写すと思へ 汗に蒸れつつ
14
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び わ
道端に白き花咲く酔芙蓉二輪並んで吾に問いかけ
7
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横井 信
まだ夏は終わらないよと一匹の蝉は元気に公園で鳴く
9
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吳佳斌
久方の 鵲の橋 契りけむ 今の瀬戸内 お呼び訪れ
10
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灰色猫
丸まって眠りに落ちるわたくしは孵らなかった蝉の幼虫
14
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詠み人知らず
故郷の 焼けた土に 根を生やし 祖母の腕持ち 芋掘りの秋
5
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痴光山
夕立の拭へる夜気に包まれて浴衣に手花火、うちはの昭和
4
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灰色猫
楚々として咲くあさがほに微笑んで去りゆく夜の君を思ひぬ
17
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舞
通学路戻りくる子ら日に焼けてやや逞しく残暑駆けゆく
14
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茂作
少しづつ朝は遲くもなりにけり 寢屋にさし入る風の涼しき
12
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音蔵 雅秀
仏前で 両手合わせて祈る朝 背後でしきり寒蝉の声
5
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杜鵑草
訪ひがたき古里いまやいかならむ身のあるうちに顏や見せまし
12
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アシタカ
木陰より夏の終わりが告げられて規則正しくツクツクボーシ
7
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へし切
盆を過ぎ 処暑にいたれば夕暮れに涼風さそふ ひぐらしの声
11
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恣翁
水苔の匂ひをさせて 金色を ぬめれる黒に沈めける鮠
15
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恣翁
弾け飛ぶ種のごとくに帰国せし孫 知りけむか てぃんさぐぬ花
12
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恣翁
松明の光に 月は色褪せて うたてき空気 漆黒に尽く
14
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なりあきら
ひっそりと ベンチの下に 咲く花は 人目気にせず 凛々と咲く
7
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杜鵑草
色黒のわが妻なれどなにとなく風情の似たる白ゆりの花
69
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杜鵑草
誰が魂を宿して來らむあげは蝶 精靈會にはまだ日もあるものを
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