遠井 海のお気に入りの歌一覧
いり子
問の三 本当のことを言いなさい。ただし私を傷つけぬよう。
20
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アリア
体温と 同じぬるさの 雨落ちて ふたりのからだ 輪郭失くす
7
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日向猫
縁日のヒヨコのような匂いだと ふと立ち止まり実体を探す
16
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詠み人知らず
歳重ね泣き虫弱虫駄目母を叱ってくれる 娘がいます
6
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みなま
あ、虹!と 指差せる方眺めやる横顔さえも 虹の彼方に
16
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もやし
満月に見張られてるよな夜だから邪悪な私隠して早寝
6
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弥生
ようように卯の花くたす空梅雨も枯るまで待たす君ほどでなし
6
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舞
雨霞白き瀬戸内越えゆけばあらわれ消える薄墨の島
5
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詠み人知らず
閉じこめたすべてがあふれだすように降りつむ雨の檻に抱かれて
32
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風橋 平
あおむけの缶の蓋などすすりつつ蠅が余命を悟れる夕べ
5
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由良
突然の雨に濡れる心配もできなくなった 亡き愛犬の
2
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inosann
吾避ける息子の気持ちに触れたかも否定から入る上司に出逢い
12
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あまおう
寂しさが一つ歳をとりましたすき家で今日をうなぎで祝う
35
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おおしまゆきこ
溺れよとばかりに注ぐ水無月の無情な雨に紫陽花は熟れ
7
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詠み人知らず
六月の白いドレスの姉のため てるてる坊主を吊るしてやろう
10
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おおしまゆきこ
つねひごろ寡黙な猫が「かまって」と「かまって」と鳴く入院予定日
19
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詠み人知らず
雨の日に傘をくるくるって回す癖流行ればいいのにきっと綺麗よ
5
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おおしまゆきこ
手のひらに収まるほどの頭蓋をついと撫でれば猫の目わらう
7
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ビビ
始発駅 後ろのスーツの若者が 泣いてるけれど 特急は行く
9
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詠み人知らず
地の果ての訛り分からぬ停車場に 在って嬉しいセブンイレブン
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