柊+のお気に入りの歌一覧
横井 信
いつの間に背丈を越える雑草の空へと伸びるみどりの影絵
11
もっと見る
へし切
国民をふたつに分断してもなほコロナ禍に開く意義のありしか
8
もっと見る
横井 信
扇風機 やさしく部屋を見まわして夜中の街は静かにねむる
10
もっと見る
滝川昌之
振り返ることもしないか若ツバメ古巣にヒナの温み残して
17
もっと見る
舞
四ツ葉など妻と探せる公園に柔らかにふく日溜まりの風
8
もっと見る
御宿川蝉
涼風に 乗りて燕の 飛びかへり 梅雨入り前の 夕暮れの空
9
もっと見る
ななかまど
潮騒の青きうねりにはにかみて笑いしように浜昼顔は
12
もっと見る
葭堂
膝に乗る 亡き愛猫を 慈しみ 居るが如きの 撫でる仕草よ
8
もっと見る
KEN
目も合はづ 夜半切る爪の ひとかけを 東雲に置き 憂ひ呻う
14
もっと見る
横井 信
梅雨晴れの強い陽射しに背を向けて影は揺れてる列車のホーム
9
もっと見る
葛城
白き花は南亞細亞の香りして我が狹庭に夏齎らせり
12
もっと見る
音弥
大木の青葉の匂う林間をフィトンチッドを取り込み歩く
12
もっと見る
へし切
しのぶれど忘れ難かる面影の通ふ夢路はうつつならなむ
13
もっと見る
ななかまど
雪たえて雨風たえて麦のあき糸つむぐごと歌を詠みたし
8
もっと見る
横井 信
夏草に覆われてゆく堤防の風にも雨の息吹のかおり
13
もっと見る
へし切
止まらない予算を使い切るまでは五輪と言う名のこの機関車は
11
もっと見る
葛城
初夏の遲日の光枝に受け沙羅の小さき花開きゆく
15
もっと見る
音弥
物置から取り出すはずの夏の家具いつの間にやら俺の部屋から
8
もっと見る
ななかまど
ずる休みしているようなことし梅雨まとめて降るは民が許さじ
6
もっと見る
KEN
ロザリオの 露店立つかな こかげみち 十藥の花 それぞれの白
13
もっと見る
[1]
<<
37
|
38
|
39
|
40
|
41
|
42
|
43
|
44
|
45
|
46
|
47
>>
[60]