Chicoのお気に入りの歌一覧
滝川昌之
塩漬けの桜うかべたお茶づけを今年の春の締めとかき込む
21
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滝川昌之
溶けやすき 少年 いまに初夏の風 少女は 解いた髪をあずける
13
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恣翁
薄暮れの庭に 雀の多く来て 遊ぶ春の日 長くなりけり
16
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恣翁
軟らかな緑の溢れ 響くがに 恋に疲れし女を癒やすらむ
13
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舞
黒土の命あるもの踏むごとく押し返しくる柔らな力
8
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吉野 鮎
さればこそこころに色を抱くやふに十六色のくれぱすを購ふ
14
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青き銀椀
毎日を悔やみてをれば気が付きてマスク一つなど作りてみたり
12
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ななかまど
亡き母が手を振りくれし病窓を訪ねてみよう桜さく日に
17
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斉藤沙魚
果実酒の瓶を揺すればしんしんと氷砂糖のまぼろしの鳴る
12
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白瀬
電車内青き蛙とにらみ合い閑散たる床無事に帰れよ
6
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恣翁
和紙を漉きし指の毛細血管を 繊維偲はゆ 陽に透かすれば
17
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詠み人知らず
呪われてカエルになった 私 の青い空とか水の音とか
9
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えんとつcafé
もう発射オーケーだよと公園で子供の息をまってる綿毛
11
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千映2
君が漕ぐ花筏なら乗りますと深い眠りの春浅きころ
28
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洩矢転石
出て行ったきみはピアスを置いたまままるでぼくらのピリオドのよう
13
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恣翁
玉垣の 赤き幟を揺らがする風 日蔭すら 凍て緩ましむ
14
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横井 信
街灯のひかりを浴びて一本の桜は春の笑顔を配る
11
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舞
エルフとかコロボックルとか人混みにまぎれてるよなサッポロの街
6
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只野ハル
セーターの袖のほつれの一筋をハサミで切れば少しさびしく
12
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只野ハル
混ざらない混ざりたくないサーカスの光を描くスーラ点描
6
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