あそびくものお気に入りの歌一覧
七色コイン
構わない。何かが狂い咲けれども、僕は狂っているのだからね。
4
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河のほとり
梅の花かすむ夕べの景色にも香こそ軒端の風に仄めけ
17
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蕗子
雛箱の隅で無邪気に笑ってる何にも知らない去年の私
6
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七生
春色のガーベラにまだ向き合えず斜に生けたり卒業の夜
11
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紫草
美味そうにほおばる夫無邪気なり 真っ赤な苺練乳かけて
7
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七生
もはや着ぬ白衣にアイロンかけたればふいにかなしき薬品庫の香
11
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舞
梅一枝つぼみて咲かす雨弥生滴たり落ちる春ひと雫
9
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希
人は来てまた去っていく三月の雨がやさしく降り続けている
16
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恣翁
水鳥の立つ音の方に 振り向けば 春は未だし 比良の残雪
27
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せいか
人知れぬ海底都市が滅んだか うごめく波濤が深紅に染まる
5
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詠み人知らず
代々の命の縄を綯い逐えて 子に委ねれば仕事の終わる
16
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舞
揺らぎ立つ修羅の眼差し雪残る田を廻りゆく農夫の胸に
8
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かぐら
果てないかと淡い瞳で問うた猫の見たい海さえ遠くなりけり
3
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詠み人知らず
カタカナに含む侮蔑のニュアンスで 「アイシテル」って呟いてみた
15
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紫苑
たはむれか黄金の雨に身を浸すダナエの眠り安けからまし
5
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紫苑
皺みたる山査子の実の酸き甘き綯ひ交ぜにしてひそと食みをり
9
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山本左足
泣いている人よりむしろ泣いてない人に理由を尋ねたくなる
19
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聴雨
小夜更けて花月語れる友を知るいま山の辺に上弦の月
9
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アンリ ミネ
サイフォンに吸われて落ちるうたかたは頬杖ついて暮れ待つカフェで
6
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しづく
ふわふわり。道路を染める淡雪が春の陽射しにとうめいになる
5
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