夢士のお気に入りの歌一覧
横井 信
まだ僕は刈田の中で見上げてる朝陽に染まる遠い雪山
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萱斎院
むらさきの横雲さして翔けりいぬ 鳥の影うき春のあけぼの
11
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千映
母の為預かりし金の会計を閉じて介護の終止符を打つ
11
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舞
カップルの手つなぎ歩む息白く影は優しく揺れて重なり
7
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名鈴
大地は 常しへならむ 伝言は 誤りならむ 里はよも消えじ
11
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夏深
気がかりな放射線状の雲の間に白き下弦の月の静けさ
7
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ななかまど
忘れたきことの一つの災害を忘れぬように末々までも
15
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西村 由佳里
椅子の背に体預けて見上げてるオリオンこいぬおおいぬの星
5
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千映
吐く息が白くもなくて暖冬の寒中見舞いポストに投函
8
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横井 信
真夜中に子供の語る将来を抱えてねむる冬のひと時
15
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KEN
雪の如 清くもなれず 雨の如 流せもせずに 霙に濡れる
13
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林林
この顔を傷つけぬよう焦げだけを落としてほしいとお鍋に云われ
17
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林林
梅の枝に蕾のあかちゃんぽつぽつとそれぞれの冬を耐え抜いて、今
18
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舞
ほのやかに明けくる冬の青空にいでくる街の真白おぼろに
6
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名鈴
いかばかり 子を思ふ情け 深からむ 焼け野の雉 夜の鶴とや
15
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falcon
石舞台さきに登りて手をふれば「野守は見ずや」と君は笑へり
12
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ななかまど
滑らかに時ながれゆく図書館のシニアの舟にわれも乗りたり
10
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灰色猫
灰猫はゆるりゆるりと丸まりて毛布のなかで春を夢見る
24
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滝川昌之
凍て星のごとく冷たき街灯のLEDは無慈悲に白く
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只野ハル
退屈とのんびりの間漂う彷徨うひとりながい午後には
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