桜田 武のお気に入りの歌一覧
ななかまど
雲低く雪まじる風吹きたればふさぎの虫がわが裡に鳴く
12
もっと見る
ななかまど
雪が染む山へ登れば森しろく海へと漕げばしろ羽織る島
7
もっと見る
滝川昌之
凍て空に氷の国への落とし穴ポッカリ開いたごとき望月
14
もっと見る
滝川昌之
北風が刺した待ち針抜くように湯船でほどく固めた背中
16
もっと見る
ながさき
しんしんと 本腰入れて 落ちてきた なだれのように 降りそそぐ雪
9
もっと見る
舞
雪の中あちらこちらへ子どもらは駆けては笑い笑いては駆け
7
もっと見る
横井 信
雪の舞う年のはじめの三日月を夜空に浮かべ泣く冬の窓
11
もっと見る
茂作
歳々に賀状の數は少なくて 今年で仕舞ひの添へ書きもあり
14
もっと見る
Proverbe
物云はぬ者はおのれと意を通ず そは逆しまぞ おそろし危ふし
11
もっと見る
ななかまど
円安と物価の重りを天秤にエコノミストが観ている視界
10
もっと見る
滝川昌之
雪だるま無理に作れば泥混じり明日には融ける湘南の雪
14
もっと見る
青き銀椀
大坂のちらつく雪の止みてその空白埋めて欲し暮れゆきつ
6
もっと見る
Proverbe
陽気さが 幸せ呼び込む この言葉 単純明快 分かり易し
11
もっと見る
Proverbe
人口に久しく膾炙せし名句 今さらながら誰の言葉ぞ
10
もっと見る
ななかまど
兎も角も事の初めに息災を天に願いて初日を拝む
14
もっと見る
ななかまど
あれこれと貰いし暦選り分けて一つ飾るが初仕事なり
11
もっと見る
滝川昌之
駅伝が去れば寂しい沿道のごとく送りし帰省の我が子
18
もっと見る
滝川昌之
通勤にまた日常が始まって夢の宴を欠伸に残し
14
もっと見る
へし切
忍び寄る 六波の気配に迷ひつつ 皆が集ひて祝ふ初春
12
もっと見る
へし切
この年の初めは 目途を立てたるが 今は懐かし 仕事始まり
11
もっと見る
[1]
<<
36
|
37
|
38
|
39
|
40
|
41
|
42
|
43
|
44
|
45
|
46
>>
[145]