恣翁のお気に入りの歌一覧
秋日好
変われない凡庸の中溺れおり諧調という逃げの収斂
11
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痴光山
アルバムに入れざりし写真をシュレッダーへ 終活の音をひとり聴きをり
7
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はなしのぶ゙
飛びたちて遠くはゆかぬ雀らの小雪ふるなか食台に群る
7
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はなしのぶ゙
秋木立を柔らかな陽の降りたりてわがスニーカーのつまさき温む
10
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はなしのぶ゙
耳朶を冷たき風が通り過ぐ都市間バスを見送るわれの
6
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はなしのぶ゙
もみぢ葉を一枚添へて屆きたるホッと優しき友よりの文
8
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秋日好
独りなら押しかけてやれ料理手に若草の姉妹真似るみたいに
10
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只野ハル
来てくれる人などいない独り身も達郎の歌聞いている夜
6
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只野ハル
LINEにて送られてきたクリスマスの動画見ている一人炬燵で
6
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舞
脚出して街ゆく女若き頃妻もかくにか時のかなたに
10
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茂作
忘れじと妻が手渡す柚子の實の 湯氣の香りに冬は至りぬ
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聴雨
時雨やみ睡蓮鉢の底ひまで棲むもののなき静けさを知る
11
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音蔵 雅秀
一千余 揺らぐランタン夜空舞う 幻想の空 つなん雪まつり
4
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舞
白神の み山の森の 木々の間の 小川の水を 酌むはアシタカ
2
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只野ハル
ほろ酔いのオールディーズのカラオケのオリジナルキーの高音部かすれ
4
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つばす
わいわいと話題が尽きぬ忘年会 ジジババ四人月がきれいだ
11
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しきしま
吹く風を恋の使ひと姫椿今ひとしほの花の色かな
8
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ななかまど
鵯の声こごえる風になる朝は冬の日差しが枯野を濯ぐ
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秋日好
冬の月低く横へと這ひのぼる下より眺むる吾を置き去りに
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音蔵 雅秀
凍れおり 霜の花咲き サクサクと 本格冬を告げる音する
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