詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
聴雨
まな裏に霞かかれる内障には結べる水を玻璃にすげかふ
5
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コタロー
菜の花や小さな池に鷺が二羽大きな羽根を廣げて飛びぬ
9
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蔓葵
むらさきの都忘れときくからにまづしのばるるももしきの庭
9
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深谷真雪
この命一人では紡げなかったと知るから決して開けない扉
7
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夢士
枝垂れ咲く大樹仰ぎて花疲れ家路に在りて酔ひ覚めやらぬ
12
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只野ハル
燕二羽自転車の横過ぎて行く僕はペダルをただ漕いで行く
8
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深谷真雪
心だけ離してみても難しい子でありながら大人といふこと
6
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夢士
季を捉ゑ歌詠み過ごす日々のあり蛙鳴く音よ青葉の風よ
11
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コタロー
その家の前を通れば雜種犬柵に驅け寄り我を眺める
3
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横井 信
夏に向け勢いを増す雨上がり ささくれ立ったこころ置き去り
11
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横井 信
雨に濡れ若草のいろ沸き立ちて 歩みを止める面影探し
16
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工藤吉生
この客はピンクの服しか持ってないおそれがあってちょっとこわいな
4
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北窓
つらいときかなしいときにあふれでることばばかりがうたになります
8
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横井 信
雨上がり 雲の切れ間に薄日さす 姿隠して鳴き声響く
7
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KEN
小鳥たち枝に遊べはらはらと落ちる桜に我が道を問う
14
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舞
影のみを友とし交わす杯の底には映す老いの身ひとつ
11
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北窓
春嵐に心乱れて定まらず墓から帰る道すがら泣く
9
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吉野 鮎
茫茫とふきぬけゆきぬ裡の風流されゆこふ 流れてゆこふ
11
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翠燕
果てしない 天の原に 壁あらず 万里越へゆる 風に託して
10
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芳立
天地に代はりなきこそこれに樹て憂へあらずと花の咲くとき
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