たけくらべのお気に入りの歌一覧
へし切
もがきつつ果つる底なき暗闇にかすかに灯る明かりをさがす
28
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林林
曇天の 凍てつく風に 啼くやうな 琴の音ひとつ 雪のひとひら
19
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コーヤ
祖母縫いし晴れ着に込まれた温もりが今も心を温かくする
24
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野々花
風連れて訪ねる街の花屋には春の匂いがハミングしてる
13
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詠み人知らず
栗色の髪の深みの耳たぶの 白さに惹かれ ただただ見てた
16
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成瀬山水
霊峰の混じり気のなく雪景色かき抱かれて眠る蕗の子
9
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佐藤水村
夕暮れの窓より薄日漏れ見えて君の息差し仄かに聞こゆ
6
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詠み人知らず
押し入れに母が作った綿入れの 擦り切れた襟 取れかけた紐
21
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Chico
黄昏にうつかり僕は錆つゐて またあなたへと傾ゐていく
21
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矢車菊
雪の中つなぎ合う手であたためるこんなやさしい別れの予感
22
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ゆりこ
色白の 米寿迎えた 彼の女が 紅さしたいと 紅を求めり
15
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工藤吉生
ちいさめの大人が乗ったブランコが前後する申し訳程度に
6
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舞
北風にたゆたいて飛ぶ波花の冬の空ゆく白儚げに
17
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恣翁
枕灯の芯細むれば 窓越しの森に映れる影も遠退く
24
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千映
雪解けの水に入りて児子のよに長靴姿少し愉しむ
12
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へし切
冬荒れて吹く風寒し目に涙くもる景色の雪化粧かな
25
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夢士
蛙の子やがて手を出し足を出しお手伝いしてうれし気な顔
18
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恣翁
火取り蛾の白く群るがに舞ふ雪は 夜の色さへ埋み消しなむ
22
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佐藤水村
花の香り鳥の行方を告げし人汝れならなくに春知るめやも
7
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コーヤ
花の香の移りにけりなにほいみつ愛でしうすもも梅桃桜
15
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