詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
KEN
梅雨霞天照る月は絹衣花影滲み惑ふ峠路
12
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幸子
三葉虫、アンモナイトに出逢わぬか胸ふくらますデパートの床
14
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藍子
地の震え無いと思った我が郷土直下型には思い及ばず
21
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詠み人知らず
唇を赤く染めた口紅がほろりと溶ける 午後のお茶会
5
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詠み人知らず
夏風に誘われ上る 山寺の 青き峰々望む駅舎に
8
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詠み人知らず
泡立った雲の群へと飛び込んだ 鳶の翼と透いた空色
4
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横井 信
雨上がり光る紫陽花飛び越えて舞うクロアゲハ 見上げた青空
16
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新座の迷い人
ほととぎす 暁空でへ 飛び去りて 八千八声 鳴いて果てるか
4
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コタロー
朝ぼらけ早も起きたる老婆たち道路に生えた草を拔きをり
6
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へし切
やよやまて馬引き返せ直実の言葉に答ふ若き敦盛
19
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舞
幼子を胸に抱ける若母のつり革つかむ手のたくましく
14
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詠み人知らず
父の血を鏡に憎く疎み見る手足のかたちは母の血の其れ
11
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つちだゆういち
チャオちゅーる頂くまでは罷らない抱っこをすり抜け壁で爪とぎ
12
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詠み人知らず
戻橋 夜半に送りし手弱女が 鬼となりなば 腕 削ぐとや
14
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KEN
霧る野邊に微かな音の忘れ水探り迷へば衣手も濡れ
16
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恣翁
青草の色を深めて 女梅雨 音も立てずて 卒塔婆濡らせり
17
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石川順一
不意に吹く風が葉裏を露わにし全ての濃さを薄くして行く
80
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舞
母の背を触れることなく歳を経て老い病む背中今さすりやる
16
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工藤吉生
オレたちが見ればかわいい猫だけどこの可愛さがネコにわかるか
8
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ななかまど
じゃがいもの花の畑に草を取る手ぬぐいかぶりの母呼ぶような
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