たけくらべのお気に入りの歌一覧
工藤吉生
ありえない向きに体が曲がってて顔は笑っていて子供の絵
5
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コーヤ
ほころびた梅花と映る孫娘美の競演と楽しみ魅せて
10
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あふひ*・○・*
空風に枯枝ばかりと思いきや緻密に編まれた堂々たる巣
23
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恣翁
鵲の 林の上に架けし橋 渡り来らめや 月の音ならし
23
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野々花
青い空知らずに育った室咲きの過保護の花を外へ連れ出す
14
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野々花
唇にわずかに残る口紅を拭き取る夜に溶けゆく孤独
14
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詠み人知らず
まだ続く生きる仕事を遂行し アスパラガスと ハムを炒める
16
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詠み人知らず
思い出に引きずられ行くなごり雪ふたり眺めたカフェの片隅
18
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夢士
雪雲の垂れ込む午後や四畳半うつらつらと一人の炬燵
14
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詠み人知らず
連絡の取れない妻にどす黒く 不安うず巻き シンクを磨く
12
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リクシアナ
モスリンの手触り優し四ツ身縫う鱗模様の厄除け襦袢
12
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コーヤ
彩りの微笑みみせる梅の花漂う匂い春を近づけ
19
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mochiyo
真っ新な雪道に伸びる二本線我が自転車が三本目を引く
12
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恣翁
履物の 浮世の波に漂へる雑魚のごとくに 脱ぎ捨ててあり
24
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リクシアナ
陽光の屈折眩しく新芽立つ温室満たす春はプリズム
11
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舞
色褪せる紙の写真の幼子の吾抱き笑みし父の若きも
13
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灰色猫
水神の 清水が滾る 渓谷で しばし月毛の 馬を休ます
31
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野々花
悲しいと言えない花が寒空に肩寄せ合って微かに笑う
13
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野々花
味気ないビニール傘に雪の花咲かせて夫が「ただいま」と言う
18
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Chico
鋼鐵の咆哮烟る二號線 赤いしつぽの驅け拔けた跡
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