KENのお気に入りの歌一覧
横井 信
草むらに駆け込んでいく三毛猫の後ろすがたに歩みを止める
13
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横井 信
次々と進む田植えに土色に川は流れてゆるやかに夏
16
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詠み人知らず
ふんはりと搖るる小手毬群れ咲きぬ白き風生(あ)れ初夏の庭
11
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滝川昌之
成りたての親は寸暇も餌さがし旋回つばめの斬る風青し
23
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詠み人知らず
平凡な晴れ間を少し散歩するツツジの花は眩しく群れる
6
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Chico
( もういいよ )幽けききみの幾重にもたたなづきける春霞かな
20
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falcon
メーデーの旗なきちまた改元の騷ぎをよそにレジ打つ娘
9
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falcon
改元の喧騒去りてさみどりの表参道わかばの並木
7
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falcon
役人やサラリーマンは十連休モーター唸る町工場かな
5
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灰色猫
あきらけし月眺むれば梔子のはつか匂へる夏の立つらむ
24
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滝川昌之
事故現場 花をジュースを手向けても幼き御霊の笑むことはなし
20
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幸子
皆知らぬネズミモチとふ名も花もその香のいかにかぐわしきかも
22
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詠み人知らず
なんとしょう語彙不足にて言葉なくしまなみ海道うらら陽春
11
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詠み人知らず
その昔来島海峡跋扈した水軍の歴史伯方富士語る
7
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吉野 鮎
訪へばまた愛しみはめぐりきて汝がふふむゑみ虚空をただよふ
6
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吉野 鮎
今朝來啼くうぐゐす獨り幼きをみぢか囀りはにかむほどに
12
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横井 信
クスノキを訪ねた街で巡り会う小さな花の優しい香り
14
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うすべに
肩越しに服着る気配さみしくて 眠ったふりで涙こらえる
9
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青き銀椀
涼風の一樹は蔭となりつつも表に若葉へ陽の浴びせるよ
11
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青き銀椀
古に習ひて継げるめづらしさ心ばかりのあとと残れる
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