Chicoのお気に入りの歌一覧
みをつくし
勤務せし四十年假に例へなば パートカラーのモノクロ部分
20
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夕夏
さるすべりあつさにめげずさきおりぬころもぬぎすてはだこむぎいろ
6
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おじい
在ることの 空洞いだきつ 椎はいま 眞青な天に さやぎ順ふ
5
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ガビー
健やかに手足の長い若者が 歩道を渡る終戦記念日
7
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樟明子
しやくしやくと蜜柑の葉食む芋蟲よ羽根を持つとは思ひもせずに
3
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はなしのぶ゙
むなそこに消化不良の念ひありひと日使いし布巾をさらす
6
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うすべに
白百合のうなじにとまる赤とんぼ 夕陽にひかる羽根透きとおる
7
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恣翁
時の鐘 紅き落暉を呑みてしを 今し吐きたり 白き素月を
13
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おじい
二の腕の 引っ掻き傷の ひとつもて 昨夜の諍い けじめ付きたリ
8
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谷村思亜
不安という やるかたのない重きもの 錨のごとく胸に沈めり
7
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青き銀椀
ただ見らる樹々のごとくになりたくてあかしともして我はゆくかな
7
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山崎ふゆ彦
卓球の試合はがんを忘れさせ二勝三敗悪くはなかった
5
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うすべに
不器用なきみのこよりが太すぎて 短冊揺れぬ七夕かざり
8
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うすべに
夏休み ないしょでくれたみつまめの 缶のにおいと祖父のやさしさ
2
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うすべに
ひととせも元気でいるねと祈りつつ 送り火をたく静けさの夜
8
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うすべに
京の夏 暑さを逃げてまよいこむ 打ち水におう町屋の通り
9
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里香
悩んでも上手くなくても どうしても 言葉を選ぶ時間が好きだ
11
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青き銀椀
鳩鳴き止みしあと黄昏のあらはるる不意の秋などしづもれるとは
5
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恣翁
舌先に嬲る黒文字 噛み切って 女だてらに ぷいと吹きてき
12
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山崎ふゆ彦
八月のお盆も過ぎて霊園のバスに乗るのは私ひとり
6
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