五穀米のお気に入りの歌一覧
南 骸骨
秋の薔薇香り立てずもあるのです在るのですから我友を待つ
10
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紫苑
たかしるや天使のらつぱ堕ちるべしこよひは月も出ぬさうな
9
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紫苑
ユリノキの朽ち葉のかをりおそあきの疎ましき死をさそうてやまず
15
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舞
柳腰粋に振りつつ北新地衣装煌めく蝶の飛び交う
5
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詠み人知らず
贈られた読むべき本の山積みの 下からそっと処分する夜
13
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紫苑
白みつつきはどきあはひいづくにか散る木犀のかをりするどし
7
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みなま
今朝届くシジュウカラ等のさえずりにいよいよ進む季節とぞしる
7
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浅草大将
手枕をなどまくだらのまりあよと主はつれなくものりめたんげれ
10
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inosann
人生を決めてるようで決めて無い決めて無いようで決めてる自分
15
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みなま
仕方なく生きてる様な歌声があたしをすくう チェット・ベイカー
5
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詠み人知らず
いつもより腕立て伏せの数増やし 阿呆な上司の正面に立つ
17
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inosann
「人はみな宇宙と言う名の籠の鳥」と想いつつすする夕餉の味噌汁
13
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恣翁
求め合ふ男女の像を 水晶に封じ 表にその手彫りたり
17
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詠み人知らず
共通の恐怖が杞憂と知ったとき 弛んだ頬が笑いになった
9
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紫草
真夜中に背骨の軋む音のしてわが存在の有処をさがす
19
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紫苑
みとせ経て復興のみちいまだしを忘れえぬとて歌を詠みをり
5
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恣翁
踏み惑ふ焦がるる思ひ 断たむとて 重たき本をパンと閉ぢけり
22
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みなま
パンプスを購いし日は生憎の野分の名残雨も麗し
8
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詠み人知らず
凡人は出来ない理由並べたて死ぬまで他人にすがって生きる
11
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舞
見上げれば夜間飛行機高みよりそんな憂さなど見えもしないと
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