KENのお気に入りの歌一覧
滝川昌之
重たげな雲は雨季へと支度中まだと蹴散らす薫風よ吹け
17
もっと見る
横井 信
匂い立つ雨の気配に目をつむりじっと耐えてる満員電車
16
もっと見る
光源氏
いにしへの常世の神にいざなはれ霞のうちに漕ぎ出でむかな
7
もっと見る
萱斎院
夏衣ひとへに咲きしやまぶきの 忍ぶるこころ人知るらめや
7
もっと見る
詠み人知らず
抽斗に母の形見の鯨尺嫁ぎし呉服屋むかしを偲ぶ
12
もっと見る
横井 信
アサガオは今年も空へ伸びてゆく汗ばむ朝に出会う街角
18
もっと見る
コタロー
鬱蒼と樹々千年の時を經て低き所へ落ちるせせらぎ
11
もっと見る
コタロー
靴底にごつごつしたる樹々の根のごつごつしたる感觸のあり
10
もっと見る
コタロー
葉擦れたる樹々の頂夕鴉何を思ひてかーかー鳴きぬ
9
もっと見る
春咲
吾子を抱き初めて迎へる端午節 鯉も兜もいとど誇らし
15
もっと見る
春咲
並び寝る君と吾子の間入りければ似たる顔なる二人笑へり
13
もっと見る
春咲
明けぬ夜も世にはあるらし 愛し子を知りて知りたる悲しきことわり
18
もっと見る
まぽりん
藤波の影を宿せる池の面は緋鯉の背にも花ぞ散りける
33
もっと見る
滝川昌之
日を過ぎて安く売られるカーネーション小遣いはたいた子らに隠れて
17
もっと見る
青き銀椀
バラを見て何も思はぬ人のゐて考ふる事多き人なり
14
もっと見る
青き銀椀
共に訪ねし国分尼寺は岡山の古くも建てる塔の想ひで
13
もっと見る
青き銀椀
吾が戀の終はりてすでにきみは無くもとほりゆきし生駒のすそを
13
もっと見る
可不可
肩もんで スキンシップ初めてかも 「骨が折れさう」とは御挨拶
10
もっと見る
コタロー
陽光を浴びて始まる人々の暮らしの音や鳥の囀り
15
もっと見る
横井 信
葦原をわたる風の音かろやかにひかりと遊ぶチョウを連れ去る
10
もっと見る
[1]
<<
384
|
385
|
386
|
387
|
388
|
389
|
390
|
391
|
392
|
393
|
394
>>
[599]