名鈴のお気に入りの歌一覧
みのる
止まり行く独楽が左右にぶれるごと疫病年の世界は揺らぐ
6
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葭堂
光堂 真下に眠る 四代の 夢の跡かな 今ぞ悲しき
4
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青き銀椀
虹見ればわれ久しぶり雨跡に夏模様なる語りとも見ゆ
13
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青き銀椀
御世に経る年祀るべく久方の無無明なるをたとへ調べり
8
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青き銀椀
ひさかたの光待つ春なつかしき山たそがれて秋は解けゆく
8
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青き銀椀
秋想ふのち知らずとも黄昏るる前に訪ねて人戀ふべきに
11
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青き銀椀
あいさつを交はしてゆけば振り向けず声音の殘る片や戀かな
8
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横井 信
日の落ちた山の向こうの稲光 暗がりに咲く夏の残り香
12
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横井 信
この夏の手応え求め歩き出す僕の見つけた遠い三日月
7
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千野鶴子
暑くとも秋の気配は滲み出る日差しの色に夜の早さに
5
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トウジさん
独居には寂しさ増しぬ暮時の 遠雷低く鳴る空の涯
13
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深谷真雪
もう少しあともう少し離脱したレースに戻り走り出す日は
5
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うすべに
荒れ狂う雷去ってふうりんに 競う虫の音ひとときの秋
10
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うすべに
夕間暮れ河にながした笹舟の 行く先はもう過去の方角
4
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滝川昌之
親として背負ったものと降ろすものおろしきれない子の温もりよ
16
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萱斎院
みじか夜にいつとも知らでなりぬかな ひとがこころと残る空蝉
6
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稲千代
夕さればあつき中にも日は入りて浴みたる風もさやけかりけり
12
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ななかまど
シジミチョウ低くもつれてついてくる遠き祈りの巡礼の路
12
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みのる
ひとはみな大きな虚ろ抱えたり歳を重ねて思い知ること
6
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やまざくら
梢吹く そよぎも見えぬ 夕なれど 君とそぞろに 藍染浴衣
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