KENのお気に入りの歌一覧
へし切
真言に涼をもとめる猛暑かな「おんばさらだるまきりくそわか」
19
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コタロー
薫風を割つてバイクで走りたる街の風景流れて消える
10
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コタロー
水鐵砲大の大人が撃ち合ひて少年少女に一瞬戻る
12
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コタロー
肉を燒く臭い嗅ぎつけ木のベンチ小さな蟷螂ヒョコヒョコ歩く
8
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詠み人知らず
触れるには高く咲きたる花桐のむらさき幽(かす)かに香りを降らす
11
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滝川昌之
竹林は夜な夜なトトロが跳ねるから青竹ぐんぐん朝には空へ
17
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もみじ☆彡
せはしなし ときに卷かれて いつのまに 柔し言の葉 忘れたりきな
8
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吉野 鮎
四照花しろき四弁のはなびらに赤翡翆のこゑをまろばせ
8
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青き銀椀
子供にて梅干し食べて酸つぱしと若かりし母は何でも食べよと
12
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萱斎院
ほととぎす こゑも聞こえず明けたてて みじかくなりぬ夜ぞうらむる
10
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横井 信
新しいイグサのラグに寝転んで風を楽しむ午後のまどろみ
12
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横井 信
夢に聞く風の歌声さわやかに疲れがそっとほどけて消える
12
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灰色猫
新緑の湖畔を歩む涼やかなドレスのような日傘をさして
20
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詠み人知らず
老化とは心身の錆と見つけたり錆取り職人探して歩く
8
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恣翁
青紅葉 流れも敢へぬ笧に 夏の日 漸う暮れ果つるかも
18
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滝川昌之
風向きで潮の匂いのする窓は夏ごと錆どめ塗り直す窓
20
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うすべに
真夏かと思う陽ざしにせかされて 水撒く父の肩越しに虹
13
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吉野 鮎
らふ長けて鶯聲明けの氣をみたす包まれてまた微睡みに沈む
5
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吉野 鮎
歩む前さきへと雲雀忙し鳴くかなしみ裡に顏あげよと
5
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吉野 鮎
降り立てば終着驛を染上げて陽のなごり燃ゆこころ殘りを
8
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