名鈴のお気に入りの歌一覧
葭堂
今年はと 思いながらも 夕空の 入道雲に 話した夏よ
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うすべに
草かおる刈られた畦のさわやかさ 稲穂揺らせてかざ波わたる
7
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水紫
口にすれば優しく溶けてくチョコレート苦くて甘い初恋の味
3
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可不可
灼けた銃声もろとも陽は墜ちて 赤いサイレン群がり急ぐ
7
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滝川昌之
高くなる空へと立てば半分は初秋の風にちぎれゆく雲
23
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樟明子
自轉車で美味しいパン屋に行く道は爽やかな風秋色に染む
9
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ななかまど
熱風にかそけく揺れる秋桜を秋のまなこが柔らかに見る
14
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葭堂
日傘さし ノンスリーブの 細い肩 振り向く君は 遠い思い出
9
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艸介
恋焦がれ頭を垂れて待ち侘びた 庭木を撫でる久方の喜雨
9
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恣翁
白妙のシャツの袖さへ 青まする木蔭に 紫煙吹かしたりけり
17
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舞
なにと無く妻の名を呼び律義にも「はい」と応える穏やかな夜
10
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みっさん
昼下がり昼寝をしつつ浮かび来る幼き頃の安けき昼寝
5
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青き銀椀
ありあけの前に目覚むるゆめの無きところへ落つるべきか朝や
10
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おじい
啻ならぬ ものに昂り 身を焦がす 狂へるものは 火蛾とて愛し
6
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び わ
日観は武蔵に応え弱く成れ強すぎる事これが教えと
5
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KEN
くれなゐの 千入に変へぬ 百日紅 夏惜しみ降る 蝉の時雨を
11
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横井 信
ひさびさに袖を通したスーツから思い出してくいつものリズム
17
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青き銀椀
虫の声 晩夏殘せし夕晩の半月までを語るごとしも
9
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弥栄成就
熱狂で 迎えられるも 罵倒され 去り行く夏よ 君は気の毒に
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うすべに
振り絞るみんみんぜみの叫び声 どこ吹く風と夏のうぐいす
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