柊+のお気に入りの歌一覧
葛城
夏の夜を二人渡りて小島磯朝まで釣りしメバルばかりを
11
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御宿川蝉
圖書館の 本の匂ひに 包まれて 菩提樹の花 散るを眺めつ
14
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へし切
老いぬれば暮るるひと日に喜びをいつかは来たるその日のために
18
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へし切
さあ五輪 飲めや歌えや盛り上げて 自粛を言うはまた同じ口
13
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へし切
梅雨空は鬱気をさそひ楽しめぬ五輪の跡の惨禍を憂ふ
14
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横井 信
陽だまりのホームはあつく花びらを咥えて跳ねる小さなスズメ
11
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滝川昌之
気づいてる機械油のごとき汗 今日もきしんだ加齢のシャツに
13
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葛城
青々と雲なき空を見晴るかす午後は無念な雨の豫報に
11
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桃山
悩みつつ生きても同じ時間ならせめて悩まず楽しみ生きる
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御宿川蝉
思ひ出づ 我が青春の草枕 惑ひに充つも 夢を語りし
12
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名鈴
初恋が 終はりの恋と なりにけり 十四に 見初めてしより
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ななかまど
半額のシール貼られた花苗をフラワーロスと買いあさる妻
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KEN
梅雨の土手 さながらバブルの お立ち台 背伸び背伸びの 立葵群れ
9
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横井 信
毎日の暮らしを乗せた雨風に錆びたレールを軋ませすすむ
11
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横井 信
いつもより遅い列車のホームには夏至の元気なひかりを浴びる
14
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KEN
時を經て 影を寫さぬ 山の井の 深みを思へ その水底の
13
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へし切
恋ひこがれ通ふ夢路に咲きしより妹と吾が寝る常夏の花
18
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御宿川蝉
梅雨晴れに 草取り終へし庭の隅 樹陰に殘る どくだみの花
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ななかまど
有閑は幸せなのか凪の海梅雨前線北にはりつく
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滝川昌之
儚きは武者の御霊と点る灯よゲンジボタルに遠き鎌倉
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