武蔵野のお気に入りの歌一覧
詠み人知らず
夏草や 日傘を飛ばし 墓の前 二人で祈り 花を手向ける
4
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詠み人知らず
遠き日に 揺れる陽炎 手を降る彼 あの頃からか 愛を知ったのは
3
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詠み人知らず
美しき バラの棘をも 掴むよう 流した涙 赤く染まる指先
3
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横井 信
毎日の暮らしを乗せた雨風に錆びたレールを軋ませすすむ
11
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横井 信
陽だまりのホームはあつく花びらを咥えて跳ねる小さなスズメ
11
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名鈴
幾万の 本や主を 失ひて 傾るるほどに 震へ泣くらむ
12
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へし切
老いぬれば暮るるひと日に喜びをいつかは来たるその日のために
18
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葛城
一時期を共に過ごした思ひ出は棄てはせぬがと運び出すゴミ
13
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桃山
進むべき道をさまたぐ神の意志に従いて行く望みと変えて
11
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舞
抱かれてただ懐かしく頼もしく眺めて飽かぬふるさとの山
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Proverbe
黒犬に噛まれて怖じる赤犬に 必要以上の用心無用
5
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灰色猫
屍に心をひとつ埋め込んで愛してくれと泣いていたんだ
8
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詠み人知らず
薄明かり 太陽が照らす カーテンに 忙しい日々の 始まりを告げる
5
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可不可
リモート 長びくほど忍び寄る 孤立感とアルコール依存
4
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ななかまど
半額のシール貼られた花苗をフラワーロスと買いあさる妻
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詠み人知らず
選べども 紡げない指は 不器用で 和歌の深さに 申し訳ない
4
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詠み人知らず
疲れたね 静かな昼寝 焼けた肌 起こさぬように 団扇で扇ぐ
7
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詠み人知らず
龍が降り 音を鳴らして 躍り狂う 大雨が降り 過ぎ去り晴れて
3
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谷村思亜
寂しさよ 存在と切り離し得ないもの ガラスを透かして夕日を見ている
5
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Proverbe
気を付けて 一寸先は闇の中 勝って兜の緒を引き締めよ
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