五穀米のお気に入りの歌一覧
いちにのパッパ
香水か花の香りか定めずに街を歩くも秋のときめき
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いり子
AちゃんはBちゃんは良くてCちゃんは嫌いで・・・まるで五行説だね
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紫苑
うすく血のにじむ気配をなかぞらに黙せばいまだ傷つかぬあさ
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詠み人知らず
あずき色の阪急電車に慣れたころ 故郷の母は歩けなくなり
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inosann
損しても得をとるより徳とれと開き直さす今日の売り上げ
10
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ふきのとう
ちゃん付けで電話かけくる叔母の声ぬくもりありて余韻の残る
6
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いり子
もうこれで安心ねって消えて行く青鬼つかまえ抱いてあげたい
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みやこうまし
近ずけば一輪ぐらい声かけてくれていそうなコスモス畑
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恣翁
月は冴え 遮断機の影くっきりと 今宵死神に な魅入られそ
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詠み人知らず
現実を避けて漂う有識者 なにが「有る」のか現場も知らず
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紫苑
じふぐわつの花ちり落ちぬ水の面にうつれる脛ゆきえゆくみだら
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南美帆
いにしえの人は歩きて逢ひにゆく逢う喜びも深かりしこと
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恣翁
月時雨に 文燃す炎消えゆけど 夜更けの庭をなほ眺めたり
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みやこうまし
夢うつつ独り笑いす八十年生かして呉れた宇宙に熔けて
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恣翁
火を噴きし火口の跡と思ふまじ 秘めやかに 青湛へてあれば
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みやこうまし
ひび割れど捨てられぬまま生かされる 人の器や用ならずとも
15
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蓬ヶ杣
極東の島国の夜にランタンを 百鬼夜行が西の国から
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恣翁
杯に 異郷の憂さを浮かぶるに 如何でか 雁は渡り来つらむ
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風橋 平
かなしきは紫苑・茴香・貴船菊角をまがればかたまりて咲く
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蓬ヶ杣
初雪が子猫を白く染め上げる気圧の中に眠れソビエト
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