横井 信のお気に入りの歌一覧
夕夏
かややねのありしころにはやまがりでじゅもくもかられかややまはあり
1
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うすべに
さそわれて寝起きの蟻がそろそろと 土筆の先であたり見まわす
14
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広葉樹
時過ぎて皺みる細き花頸に鋏を入るるは切なく悲し
8
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鞘森天十里
春ぞ来る烏が新居と定めしはいざ咲かむとす桜の樹のうへ
8
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滝川昌之
微炭酸ほどの刺激の花風にスプリングコート出会い招けよ
17
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ななかまど
好むのは妻はこし餡舌ざわりわれは粒餡あずきの歯ごたえ
13
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灰色猫
鬼ですが花を愛して良いのかと謙虚な鬼の角ひっこぬく
10
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灰色猫
戦場のラインを越える越えるとき越えてしまったときのぬかるみ
12
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灰色猫
生まれたら仏像でしたひたすらに謙虚に生きた罰なんだろう
11
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更紗
つまづいて転んで泥にまみれてもこの道を行く ただひたすらに
13
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虹岡思惟造
日曜の夜を一人で過ごすのがやりきれなくてコンビニに行く
8
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へし切
雨にぬれ 瑠璃の色濃き犬ふぐり その名し負ふもけなげに咲けり
17
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830
猫ちゃんのしぐさを真似てふみふみと母の匂いの残る布団に
4
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久迷仙人
吾もすぐ客になりたしスズメ宿漏れくる笑い手拍子の音
5
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凌霄花
浜離宮示しし夫の声のごとゆりかもめの窓春雨けぶる
12
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舞
乙女子の スカートの丈 あがりくる 目にやや痛き 三月の風
6
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び わ
人間の心と身体不思議なり身体は細胞心は何か
7
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茂作
もつこりと黒のマルチを押し上げて 此處を破れと知らす芋の芽
14
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灰色猫
謙遜をしている人をひっぱたく愛をぶつけたことがあるかと
8
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灰色猫
このラインよりも向こうへゆくときは鹿の姿をやめてはだめよ
8
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