たけくらべのお気に入りの歌一覧
野々花
手のひらに触れては消える風花に重なる恋の想い出ひとつ
21
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舶女チェルシー
美しい唐草模様にもつれ込む情事 飛べないペルシャ絨毯
7
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野々花
振り向かず私ひとりを置いたまま冷たき風が水面を渡る
17
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野々花
大切な言葉を胸に刻みつつ両手で閉じる携帯電話
17
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リクシアナ
帯結の盾矢に文に雀にと変化させるは磨く腕のみ
12
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Chico
ささめきて三千世界みな燃ゆる 瞼をとじて眠れゴッホよ
16
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月虹
二十億光年の孤独 星ひとつ見えない夜の片隅で知る
31
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千映
京都から北前船でお越し入れ享保雛のまだ凛として
23
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千映
つるし雛ひとつひとつに意味がある孫子に託す愛情つるす
17
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へし切
旅立ちの布団ひとつを駅留めに怖さ知らずの青き春の日
27
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夢士
東に満月ありて如月やカンヒザクラの紅を映しぬ
27
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浅草大将
幾とせをあはに姿はかすむともなほ忘れじのなの花のひと
18
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リクシアナ
寒椿 帯とく指のもどかしさ 薄紙ほどに訪れおそく
19
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麻
いつ見てもむつみあひたるおしどりのめでたき春よ常しへにあれ
19
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紫草
甘露煮の栗をふふめば懐かしき祖母の懐山口なまり
14
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炭酸水
匂へどもいづれ散りゆく梅の花浅き春路に酔ひて愛しむ
20
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詠み人知らず
こうやって暗くなったら明日がきて 重ねて一年 積んで一生
19
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工藤吉生
近すぎて見えないものに囲まれた生活にいて目薬たらす
7
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舞
誰かために梳くや黒髪ぬばたまの乱れ初めむ夜に呼ぶひとの名は
24
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野々花
透き通る空気の中に陽はとけてとろりとろりと眠たげな春
14
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