KENのお気に入りの歌一覧
へし切
老いゆけば露の命の愛しかり時雨にぬるる庭のあぢさゐ
16
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さえね
滅びゆくまちに生きればわがこともやがてきえゆくまぼろしならむ
10
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詠み人知らず
朝練のサッカーの子ら緑陰にのがれてアイスにほっと嬉し気
11
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うすべに
逢いに来て 昔の歌の雨に濡れ 傘がなくても何があっても
8
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横井 信
雨音の止まない夜は言うことをきかない足を抱えて眠る
16
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横井 信
雨あがり 棚田の道に少しずつ水はあふれて水鳥の舞
14
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滝川昌之
鯵干物みそ汁温く休日の妻の朝餉に吾足るを知る
18
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コタロー
手水舎の龍の口より水流れ受ける掌清まる心
9
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コタロー
梅雨の日をものともせずに幼子は赤い長靴チャプチャプしたる
7
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コタロー
一聲が四方に轟く牛蛙小さな池の主となりたる
8
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松本直哉
かれはてしなみだのもとをたづぬればかなたに消ゆるなつの逃げみづ
9
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うすべに
いにしえに ふたかみやまを朱に染めて 煙立ちたつ明日香の夕陽
13
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恣翁
降り続く雨に混じりて 喧しく こぽこぽと 溷独り言ちけり
14
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滝川昌之
地に向けて静かに開き弧を描く傘の所作さえ美しい女(ひと)
17
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詠み人知らず
故郷の綾取りの友今如何に時のながれに思ふ事しきり
12
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灰色猫
赤色の傘につるされ梅雨空にくるくる踊るてるてる坊主
24
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行宮偏(仮之名)
復讐を求める声が谺する 坩堝にそそぐ宿怨やがて
10
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トオルちゃん
マルボロとニッカの香りに沈んでく 村上春樹を読んでる横顔
6
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へし切
栗の花 落ちて知らるる入梅かな 眺めの空の晴るるものかは
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彼岸花
朝鳥の 通ふつづらの 折り折りし 君の姿の 遠き近しか
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