たけくらべのお気に入りの歌一覧
野々花
移り行く季節の声を聞きながら見つけたピース記憶に戻す
18
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リクシアナ
アトリエの陽射しに乾く君の影 色立体の褪せる寂しさ
16
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赤俊雄
早朝の空に疲れた横顔を浮かばせる月にわれ透かし視る
9
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舞
ささやかな妻のジンクス幸あると飾りし絵へと朝日明けくる
20
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紗紋
あかときの空を仰ぎし濡れるほお遥か遠くのきみを偲んで
8
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野々花
果てしなき連想ゲームするように言の葉集め心で紡ぐ
18
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野々花
目覚めればひとつふたつと消えてゆくつかみ損ねた星の瞬き・・・・
14
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麻
飽きもせで咲く花もがな時しらぬ今年の春の雪にまさりて
19
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夢士
「北風と太陽」のごと目まぐるし迷ひ込みをり童話の世界
17
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ゆりこ
いい色になった玉子を箸で割り蓮華でつゆを黄身に吸わせる
10
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工藤吉生
生命を恥じるとりわけ火に触れた指を即座に引っ込めるとき
13
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リクシアナ
毛氈の縁の五色を愉しげになぞりし児子の被布の山吹
15
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夢月
寒の雨背の肌震えるひとり寝に瞼に春を浮かべ眠らん
10
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明月
止め処なく 溢るる涙 袖受けて 我が学び舎を 今や旅立つ
6
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詠み人知らず
なぐり書きしても沈まぬ苛立ちに青いインクが哀しく滲む
25
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舶女チェルシー
自らが主役の恋の結末を桟敷席で見る三文オペラ
11
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リクシアナ
いにしえの飾り師の手の銀細工 紅い珊瑚に輿入れ待ちぬ
13
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月虹
出かけむとする青き自転車に向かい粉雪は降るされど戻れず
31
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リクシアナ
たしなみの稽古と飲みし白酒の酔いの回りの速さに寝込む
21
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デラモルテ
白梅の雪に埋もれて紅梅の紅も埋もれて雪は降りつつ
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