艸介のお気に入りの歌一覧
へし切
耐へがたく藁にもすがる その時に 己ひとりと知りて侘び泣く
13
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滝川昌之
ネモフィラを映した淡き青を過ぎ深み増しゆく晩春の空
18
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滝川昌之
草抜きをした翌朝の爪の間にドクダミの香が恨みのごとく
16
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桃山
咲く花を追いて北ゆく養蜂家の蜂もシカトの花壇に水やり
10
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草木藍
ぷっくりと太りしえんどうちぎり来て今夜肉じゃが彩りとなす
10
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舞
公園に戻りくる春子どもらの遊べる声に木々の芽みどり
9
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名鈴
たらちねの 親と別るる 名残の夜 然らば見えむ この夢路にて
15
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可不可
人の輪の外へ外へ歩いて来た コロナ有っても無くても 独り
13
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葛城
せせらぎの川面を低く繰り返し忙しなきかな燕飛び交ふ
17
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へし切
春雨ににほへる色のまさりけり籬に咲ける山吹の花
19
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詠み人知らず
花月夜に 揺らめく姿 追いかけて 桜散りいく 緑葉に目覚める
5
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草木藍
夕凪に鯉は尾を垂れ空見上ぐ泳ぎ疲れて一日の終わり
12
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うすべに
春おくる月添う松にからみつく 恋する藤のこぼれる吐息
9
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松本直哉
海のいろあをかりしかばびんづめの手紙ながしぬあてさきもなく
8
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詠み人知らず
井戸水の 冷たさが手を 赤く染め 髪を結んで 米研ぐ早朝
7
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滝川昌之
河口まで五キロ手前で海鳥に二キロ手前で潮風に会う
21
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勝 広志
春しぐれ月も朧の十六夜にちるもちらぬも花のきまぐれ
9
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恣翁
夜を穿つ雨垂れの音の尽くれこそ 昼月白く 桜花に懸かれ
19
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へし切
ひと盛りありなば散らむもろともに花もはかなし人もはかなし
16
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詠み人知らず
少し寝て 汗かき起きて また眠る 疲れがとれず 春雨が降る
5
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