螢子のお気に入りの歌一覧
聴雨
紅の思ひほどけて花ぶさはまろびて白し春のひだまり
13
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聴雨
紅の思ひこぼれし香となりて君ひき寄せむ春のいざなひ
8
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詠み人知らず
強風に倒れし今朝のジンチョウゲ起こせば強き香りを立てる
20
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狭霧
掛け渡す衣桁の衣に伽羅の香と涙とどめて一年を経る
10
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聴雨
三つの季をともに過ごせし雨蛙春ふたたびの外界を知る
11
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まるたまる
薄くなる衣に反し厚くなる脂肪を摘まむ春の憂鬱
18
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ほたる
水温み虫の目覚める啓蟄の空気は甘く少し重たい
9
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まるたまる
一言ですべてが終わる時もある滝に飲まれて落ちて砕ける
10
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垂々
音のない「またね」車窓を曇らせて 3番線のドア閉まります
40
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聴雨
哀しみと儚き夢がこもごものひと歳過ぎし三月の夜半
11
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安奈
もしあの日、君の言葉を聞き返し振り向いていたら未来は変わってた
8
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紫苑
瀬を早み淵に淀めるひととせの流れに結ぶ宿世愛しき
20
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falcon
白銀の綾なす糸にぬきとめてミモザに光る黄金の玉水
16
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まるたまる
小雨降る夕暮れ色の胸騒ぎ明かりつく部屋の母が恋しい
15
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詩月恵
ゴーリーを教えてくれた君のこと思い出さないはずだったのに
12
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三沢左右
百度の三十一文字の韻律をいざこそ詠まめ天高ければ
13
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トーヤ
満開の桜の下で「サヨナラ」と言えばよかった 空も泣いてた
13
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聴雨
一歩ずつ春踏みしめてゆく道のかかとに滲む冬の残骸
12
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聴雨
ふところに雲低く抱く山並みの寒き三月朔日の朝
19
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シュンイチ
あきらめていいの あのとき大切にするよといった気持ちでさえも
13
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