夢士のお気に入りの歌一覧
うすべに
喧騒をのがれて入る細い路地 月にほのめく梅を見上げる
8
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横井 信
霜降りてかじかむ町の陽だまりにそっと集まるおしゃべりスズメ
13
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KEN
夜光蟲 午前五時には 夢と消ゆ 川の中洲に むくろ殘して
9
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舞
雪知らぬ南の街の青空のあっけらかんと明かき立春
11
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名鈴
如何様に 変化したるか 探れど 見顕さぬが いとどもどかし
12
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恣翁
童らの雪釣る空は 一面に 凍りし雲の灰を流せり
16
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うすべに
街灯にふわり風花浮かぶ夜 月さえざえとちぎれ雲行く
8
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芳立
きぞの夜の霜もけさこそふみゆかめ梅はたよりに聞くよりも訪へ
4
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恣翁
店先のぐじの上にし 降り積める 氷雨混じりの 春の雪かな
17
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falcon
「愛とかさ、面倒なんだよね」後をひくポテトチップス口に入れ
5
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横井 信
錆びついたガードレールの足元でやさしくゆれる冬に咲く花
10
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舞
うたた寝す妻の背中の小さげに思えるような午後の日だまり
11
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滝川昌之
ヒイラギを頭に刺され魚らは鬼の所業と嘆くのだろう
18
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ななかまど
冬空へパラボラのごと福寿草はるの兆しを発信しおり
14
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うすべに
梅愛でる人の目よそに冬の陽を あつめて光るまんさくの花
9
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萱斎院
旅の冬 来しかたとほくながむれば いく夜花散る夢や見にける
7
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横井 信
吐き出した冷たい息に立春の朝陽がゆれる枯れ草のかげ
12
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KEN
ヴィオロンの 白き音色が 西へ消ゆ 眩しく寂し 帰月の朝
6
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名鈴
あらまほしき 育みぞせむと 年を経て つれなかりける 女かな我は
9
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舞
手作りのつつましやかな恵方巻き妻と黙して幸願いつつ
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