ひげじぃのお気に入りの歌一覧
桃山
柚子の実の色づく頃となりし折り炉開きに集う晴れがましき日
18
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名鈴
夜もすがら 時雨に濡るる 袂かな えしも慣るまじ 君恋しくて
13
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茂作
冬立つと人は云へども薄衣の 子等が見附ける赤色蜻蛉
15
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藤久崇
名にし負う 秋の紅葉の 社かな 灼然なる火の 山を染め焼く
11
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舞
氷細雨の珠を宿して枯れ薄果てゆく秋の語り部となれ
13
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ななかまど
今日は雨万年筆の乾くまで日記を見つむ独り居の午後
16
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橘
好天の秋の紅葉はどこへやら初冬の雨の寒々と降る
20
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滝川昌之
咽頭のささくれくらいの空咳を堪えて握る朝の吊り革
24
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へし切
侘びしきは 秋の夕暮れ 恋ひ別れ 女はつらい 男はつらい
17
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茂作
心無く妻を叱りしその後の 長き沈默我れを赦さず
18
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舞
おおよそは「パプリカ」ならん幼な児の外れた音に父もあわせて
7
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コタロー
この道は寂しかりけり櫻木も落葉となりて人こそをらず
9
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葛城
默々と草を引くかと思ひきや零餘子とりつつ刀自はにんまり
16
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朝比奈
彼方のビルの姿も濃き霧の中に翳りて冬立ちぬ朝
19
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コタロー
霜月の心の雨は止まづして蛇口の水は殊に冷たき
9
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横井 信
ひっそりとローカル線の駅前ののぼりに揺れる名物料理
14
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舞
ふるさとの深山に立てる草木の慰霊の塔に秋は果てつつ
11
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葛城
いつとなく端末に向かひ歌作り出來る出來ぬはこれ時のうん
14
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コタロー
沈みゆく身體幾度も浮かせつつ地面すれすれ鶺鴒は翔ぶ
6
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さいおん
今日天 少曇而 不所見日 何将歎 日莫勿國
9
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