横井 信のお気に入りの歌一覧
灰色猫
樹木医に庭の桜を診てもらう心を閉じているようなので
12
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灰色猫
うたのわに筍生えて亡き父に供えるために掘りにいこうか
7
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滝川昌之
炊き上げた筍に木の芽おく時の板さんの手の菜箸に春
21
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灰色猫
拇の一箇所だけに氣を集め昇竜拳を漣打した日々
6
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うすべに
まぼろしのいにしえびとの袖触れる 春に添い寝の野辺のむらさき
11
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恣翁
ほころぶる花の匂ひに 風わたる弥生の空は 重たかるらし
18
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灰色猫
どうしても読めない箇所があるゆえに辿りつけない君までの地図
12
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灰色猫
泣きぼくろ右に一箇所かわいくて左もつけてかまいませんか
6
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ななかまど
空を飛ぶ鳥に差しだす止まり木の生けるものへと施す右手
20
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秋蒔こむぎ
ああ今はそんな時だと海が云ふ 滿ちていくとき引いていくとき
19
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ひな ろくろう
飼ひ犬に初めて海を見せたるが波こはがりて水際には來ぬ
5
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かのん
すこしずつコートが軽くなっていくそよかぜ吹いてはばたくつばさ
8
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へし切
世の中に争ふ国のなくもがな 願ひもよそに増さる武器
11
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夕夏
のうさぎょうむかしはひとでひつようでろうどうりょくにこどもをそだて
1
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こるちぞう
今日は雪荒れたお肌の野も山も化粧し直すそれもまた良し
11
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虹岡思惟造
コロナ減るも花粉最多の春なればマスク外しは今少し後
9
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杏実
伝えたい でも伝わらない 歯痒さに乗せて願うは ただ君の幸
9
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さえね
言祝ぐや門出の朝に降る雨の潤す大地を踏みしめて行け
14
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舞
幻の花と惑わすなごり雪触れる一片音無くも消え
12
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び わ
庭景色木瓜雪柳椿咲き紫陽花蕾梅は静かに
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