幸子のお気に入りの歌一覧
横井 信
アサガオは今年も空へ伸びてゆく汗ばむ朝に出会う街角
18
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詠み人知らず
抽斗に母の形見の鯨尺嫁ぎし呉服屋むかしを偲ぶ
12
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吉野 鮎
とどまらぬ時の流れを諾ひつ若やかに彈む肢體眩しき
9
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ななかまど
小さき風紫の筆あやつりて「の」の字「の」の字や藤棚の下
5
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青き銀椀
夕霞まぶしく見へて一日の終はり映せる風景なるを
12
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滝川昌之
雨後の陽にしずく落とせば桜の実 名もなき実とて錦とひかり
17
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円子マルコ
透き通る 代わりに熱を 喪って 季節がまた 一つ進むだけ
7
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円子マルコ
「我思う。故に我有り」。さはされど君想う故に俺は今在る
6
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円子マルコ
「言葉では 言えない何かがあるの」だとう? サボってんじゃねえ 左脳を使え
3
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円子マルコ
「天才は早く死ぬものなのよ」など戯けた君が逝って八年
16
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円子マルコ
明日を生く 糧さえ欠いた この身にも まだ君がいる ただ君がいる
3
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コタロー
次々と宅地造成始まりぬ遠くの竹林搖れて眞直
14
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コタロー
五月雨を轟音立てるショベルカー聲を張り上げ土方戰ふ
10
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千映
母の日に贈った数珠に似たような茶色のネックレス嫌われた過去
7
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まぽりん
藤波の影を宿せる池の面は緋鯉の背にも花ぞ散りける
33
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うすべに
夏衣 透けた肌から匂いたつ 隠した想い見透かされそう
12
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詠み人知らず
ふんはりと搖るる小手毬群れ咲きぬ白き風生(あ)れ初夏の庭
11
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つちだゆういち
不貞とて人を愛すが罪ならば愛を証て深く果てなん
12
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青き銀椀
宵深き雲に覆はれ見へずとも想はるるかな三日月の形
12
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詠み人知らず
なんとしょう語彙不足にて言葉なくしまなみ海道うらら陽春
11
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