河のほとりのお気に入りの歌一覧
市川ありさ
終バスに一緒に乗りたかったです夏はあなたの苦手な季節
4
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市川ありさ
今までのことなら全部忘れてよ熟れたトマトにふる白砂糖
7
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芳立
空梅雨の野田に水やは引きもせむ沢のみだれもとどめられぬを
6
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芳立
立ち上げが重すぎるなら一昨日のバックアップは捨ててしまへよ
7
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芳立
流線にかがやく水よしらまゆみいるかの君が息をつぐとき
8
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光源氏
夕されば頬をかすむる秋の雨仮の宿りで嘆く月草
15
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光源氏
忍び音の涙たたふる後朝の僅か一夜と心みだるる
11
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光源氏
玉衣の騒ぐ寝屋処の情けあれど露けき秋に萎る夕顔
9
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舞
社には坐すや坐さぬや知らぬとも垂れる頭に朝日さし来る
11
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舞
風鈴の軽やかに呼ぶ風空に吹き抜けてゆく夏ぞ来にける
12
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舞
君知るやまだ青き空俯きて立ち呑みへ入りひと夜酔う憂さ
6
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舞
雨つぶの音さえ籠もる梅雨の夜半独り静かに酒は呑むべし
9
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風蘭
短夜をゆらりと照らす蓮の香と華をかたどるほのおの向こう
22
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風蘭
笹の葉の数より多い短冊の願いがみんな叶うといいね
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詠み人知らず
をりをりの夢を揃へてうるはしき歌は人なり人こそ歌なれ
21
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詠み人知らず
みちのくの逆まく波にみをつくしこゑをかぎりのをみないさをし
16
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紫苑
微笑みを浮かべしままに手折る手をしづかに刺しぬくれなゐの薔薇
12
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紫苑
地下鉄に岩波文庫を読みをりぬ無地に流るる影まとひつつ
16
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紫苑
小さき死に虚空を喘ぐその腕は翼の折れしイカロスに似て
6
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紫苑
ときめきの失せしも慣るるししむらの上をぬばたまの黒南風わたる
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