河のほとりのお気に入りの歌一覧
芳立
うめぼしをひとつ食べては憎むべき巨悪をけふも探しもとめる
10
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詠み人知らず
八雲立つ出雲のぞみし道なれど迷ひて久しき玉藻なす海
24
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詠み人知らず
まなかひに青底翳なる闇のあり紙の白きに消ゆる水茎
16
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詠み人知らず
鳴きくらすツマグロゼミや八重山のすみか訪はましみやこはるかに
22
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あまおう
通り雨カフェから眺む傘二つ恋の間合いと歩調で去りぬ
8
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あまおう
思い出と咲くことのないきみの傘今度どこかに忘れてこよう
12
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まるえふ
きらきらのガラスの玉がどうしても欲しかっただから君を壊した
11
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風蘭
目も覚めるごとく盛りののうぜんの花の誇りをうらやむばかり
14
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風蘭
砂山の一番気持ちいい風をひとりじめしてねむる黒猫
22
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風蘭
そう、あれは通りがかりに一瞬のサーチライトが見せた幻影
14
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舞
子供らが駆け登りゆく坂の先大人に見えぬ風景がある
8
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舞
呑むほどに覚める夜もあり杯に映る貴女に傷の開きて
10
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舞
音も無く雨は降る降る紅き花木々の緑に私にも降る
6
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紫苑
ボンジュール・トリステスとふ午後の夢 素足に消ゆるサンダルの跡
9
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紫苑
涼風にさそはれ出づる月読を夢みるままに姫沙羅の落つ
22
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桜園
今朝も雨に濡れるかしの葉先より緑透き通る雫たれをり
9
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桜園
亡き母を介護すわれの慰みに友もくれたりピンクの薔薇を
7
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聴雨
なにとなく眠れぬ夜の片隅に時計の針と雨をかぞへて
11
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聴雨
深き夜にさやけき君も眠れぬかうたに残りし名をば愛しむ
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聴雨
日にありてよひらの花のいろ淡く雨にありせば脈々とあを
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