本能寺のお気に入りの歌一覧
詠み人知らず
一年中あつい電車の空調は お節介なる 叔母に似ている
17
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雪柊
自転車を停める庭先すぐ脇に小さい雪のダルマが三つ
20
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コーヤ
降り積もる真白き世界を見上ぐれば紅き椿の微笑みを見る
22
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野々花
掻き寄せた路肩の雪が世の中の悲しみ吸って真っ黒になる
16
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愚と楽
寒風にバス待つ同志 立ち去りぬ 「忘れものだ」とバス停に告げ
11
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夢士
ロウバイの枝に附きたる初雪や寒さ忘れてしばし眺むる
15
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詠み人知らず
時間など洪水並にあるでしょう? なのに書類が 雪崩となった
12
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愚と楽
咲くを愛で 散るを哀しむ ひとのよに 繰り返し来る それぞれの春
28
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安曇野
血を流し悲鳴を上げた身体からもう辞めちまえと喚かれる日々
8
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灰色猫
生きている 存在理由を 思う時 まぶたの裏に あなたが映る
33
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舞
帰宅路の陰で空けたるワンカップ吐息と共に消えよ今日の日
22
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ミミンガ
忘れ物 慌てて届ける 冬の朝 真っ青な空 弾む白息
12
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詠み人知らず
家族連れ仲良く食べるラーメンに負けたと思うひとりフレンチ
23
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ゆりこ
汗ばんだ君の背中が愛おしく唇なぞる 刻よこのまま
11
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桐生賄
月も無く 今日の夜空は 見事なり 満天の星 貴方に見せたし
11
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コーヤ
和む花香りを摘んで織り込んで紡いだ歌を君に捧げん
16
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野々花
恋歌を詠えばどこかでクスクスと誰かが笑うそんな気がして・・・・
9
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詠み人知らず
生きている息するだけで有難く 朝のみそ汁 いっぷくのお茶
16
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夢士
あな遠し地下鉄駅の乗り換えやバス停二つ歩くに似たり
16
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恣翁
風鈴の舌に 襟足舐められて 年増は上気せし顔背く
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