みをつくしのお気に入りの歌一覧
名鈴
幾度も 経にける秋も 君添はば 更にあはれの 身に染む心地す
12
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滝川昌之
朝夕に季節(とき)の進みを語らえば温き茶の香に秋風の立つ
20
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ななかまど
いきどおる心を時間がいましめていつしか暮れる一日のたぎり
12
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灰色猫
極寒のアウシュヴィッツの死の門のユダヤの血を混ぜろくろは周る
10
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灰色猫
幼くて叶わなかった初恋を桃を見ながら思い出してる
12
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名鈴
真字学ぶ 折も汝の 面差しを 思ひて筆は 止まり浮くべし
9
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舞
みをつくし ときの海ゆく かいもなく なみに たゆたう 小舟かなしも
12
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おじい
ふところに 匿し持ちたる 汝の憫 きのふの天に けふも芹摘む
7
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KEN
雨の野邊 思ひ溢せば ゐたどりの 花柔らかく この裾に散り
10
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稲千代
夏過ぎてさやけき風のわが肌を透きて撫づなりわが心さへ
12
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滝川昌之
暑すぎた夏のせいだと気づかずに消える日焼けのごとき恋なら
18
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ななかまど
長雨と酷暑に耐えし稲の穂に涼風ふいて金の鈴鳴る
15
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おじい
ちよい撫でて 痛いの痛いの 飛んでゆけ 怪しげな歌 子に渡しをリ
11
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Chico
鈍色のペンを差し出すそがひとの 暗きまなこにコブラ搖るるも
8
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KEN
附子の花 命の水に 浮かべ干し 癡れて登らぬ 雅各の梯子
11
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滝川昌之
西窓を護り続けた葉と蔓と褪せたゴーヤに添うあかね雲
22
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ななかまど
峰々をいまも飾るらむ若き日の季節を共に揺れし花ばな
12
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コタロー
風吹ゐて狗尾草が搖れてゐるじやれ合ふやうに遊ばれてゐる
12
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コタロー
コンビニのペペロンチーノ温めて母の面影美味しく食べる
9
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Chico
夢見鳥なりてつかのま のちのよのひと指す指に望む パノラマ!
10
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