灰色猫のお気に入りの歌一覧
若葉
機長の声に思わず窓の戸を上げるこの雲のした君と暮らした
4
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光源氏
夕顔のはかなき宿を尋ぬれどつま弾く音も露に消えゆく
10
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詠み人知らず
真円の銀色の浮くベランダで 良い酒を飲み 良いひとを待つ
19
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秋日好
帰ったよ!今日は一日何してた?少しは僕を思い出してた?
11
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千映
蝉の声まだ聞こえずにいる中に鶯啼きて「あんたじゃないのよ」
9
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秋日好
二回目の洗濯物も乾ききり「日本みたい」と夫に笑う
13
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秋日好
つるべでもあればよかった棹の先行き場を失うベニバナインゲン
11
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秋日好
きぬさやはグリーンピースに変わりたりひとさや開けて口に含んで
9
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秋日好
歌読みて放置をすれば赤煉瓦さらに崩れて止まった雨漏り
12
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舞
行きゆきて帰らぬときを術無くも人振り返る生きるよすがに
15
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あまつはな
遠足のいちごの染みたおにぎりは今なほ褪せぬおふくろの味
11
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みやこうまし
「嫌われる勇気」をもって生きて来た我も老いたり「和」と妥協する
18
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あんとん
海の日零時 ひとりはがいだ 電子ジャー ドラクエの鍵 かけて寝る
6
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たけくらべ
新盆の白提燈の迎へ火におどろおどろと百日紅咲く
21
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恣翁
魂は かく色づけや 夕顔の花仄めける 浴衣の胸に
19
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呉竹の憂き節
ひぐらしもあはれ知るべき常夏ぞ言はかなきにながめせらるる
3
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鴎
点滴のように音楽流し込み精神だけを保ちこらえる
3
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千映
梅雨もまた嬉しことあり吾の肌のしっとり潤う感触確かめ
8
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橙田千尋
真夜中の孤独は全て足裏に優しい点字ブロックのふくらみ
6
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沙久
貴方から 切ってもらった この髪を 壊さずに待つ 長い「ひとつき」
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