ひげじぃのお気に入りの歌一覧
音弥
命尽き捜査息子が完了す事件解決半世紀要す
9
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紫草
秋ざれの雑木繁れる一本に執着見ゆる烏瓜のぶらり
7
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滝川昌之
退職を打ち明けてくる後輩にしがみついてる俺の無言は
15
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茂作
おしなべて山は紅葉になりにけり 落ち葉を歩むサクサクの道
10
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名鈴
思ひ余り 涙耐へざる 閨の内 如何したると 問ふ人も無し
22
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舞
帰らざる眠りにつきし父母の語りかけ来る虎落音の風
8
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恣翁
カラタチの垣に掛かれる蜘蛛の網を 紅く染めたる車の尾灯
13
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桃山
久々に集まりし顔のなつかしさ祖母の傘寿を祝うよき日に
11
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へし切
吹く風はわずかに寒し小春日の 朽ち葉に埋もる冬のさくら樹
15
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ななかまど
寒き朝夢を反芻して居れば袋すずめの姦しく鳴く
10
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紫草
真っすぐな罫線だけを頼りつつ書いた手紙は懺悔の手紙
7
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滝川昌之
プルトップ開けて差し出す缶ビールまずは酔えとの友の号砲
17
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みっさん
入院の夫を思ひつ嚴かに明けゆく空のドラマに見入る
8
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舞
忍び泣くおんなの声の降るような沁みいる雨の白き朝かな
8
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名鈴
今はとて 見えぬ彼方へ 立つ君に 身を尽くしても 斎ひ渡らむ
14
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横井 信
山の端に明かりの残る夕暮れの街には冬の風の静けさ
14
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茂作
いつの日か我ぞたちまち知りぬべき 死ぬを樂しむ心やあらん
7
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ながさき
静寂の 闇に溶け込む 晩秋の うたは密かに 詠むべかりけり
11
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葛城
道端の昨日刈りたる雑草に重たきほどの露追い打ちぬ
10
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舞
太占の骨鳴る音か火の酒の氷りを揺らし出でる面影
5
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