桃山のお気に入りの歌一覧
舞
夕焼けを眺めるごとく五年経る吾を見つめる免許の写真
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坩堝
野仏に手向ける小菊野辺に摘む棚引く雲を山肌が着る
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葛城
無限なる宇宙も調和と秩序もちその花の如く整はれしか
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ひげじぃ
対岸の校舎を染める夕間暮 ブラスバンドは途切れに聴こゆ
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名鈴
我が為に 君が採りたる 蓮こそ 珍しきこと 限りなき花
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音弥
バラバラと未練もなげに散り落ちる庭の桜の葉に辟易す
13
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KEN
地の底の 鬼に吾を乞う 心地すれ 秋野に沈み 薊仰げば
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橘
ぎこちなき所作と笑われ袖を持ち打つ真似すれば色っぽしと笑う
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名鈴
極楽と ならびがおかの 寺池に 夏来ざりしか 蓮咲かぬとや
10
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名鈴
去年の秋 駒の背に乗り 見し花野 綱引く君の 頼もしくけり
11
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名鈴
縁ありて 咲く優曇華に 出で会へり 臥し待つ間には ゆめゆめつきじ
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音弥
新そばを食いに寄れよとメールあり嫁と出かけた夜が懐かし
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タイム
添い寝して朝迎えるごと目を見張る一夜一夜の孫の成長
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舞
飛行機の音さえ寂し木枯らしを待つ間の北の街の夕暮れ
11
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葛城
罅割れた路面を浮かし潛行すその街路樹の太き根這へよ
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仔柚
いぶせきは御玉杓子を拾い来てもて傅けば晴れるものかは
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名鈴
ありありと 見えし蜜柑の 放物線 暮色を帯びた 山間の野に
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名鈴
後瀬には 更に濃き花 咲かすべし 思ふ心の 色をば見せむ
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橘
夜会巻きようよう纏め秋一重祖母に贈られ記念の撮影
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茂作
秋の風胸いつぱいに吸ひ込んで 坂道を漕ぐ制服の群れ
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