横井 信のお気に入りの歌一覧
音蔵 雅秀
一面に 薄紫の垂れ幕で 森飾り立つ 山藤の花
5
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舞
緑葉も濡れて新たに五月雨のアイヌモシリにリラ萌える頃
7
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び わ
アマリリス庭の中央堂々と赤く大きな花を咲かせて
3
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茂作
諦めて今日は會へぬと知りながら もしやと思ふ女心は
12
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夕夏
あいたいとおもうきもちとあきらめはよせてはかえすなみまのきほう
8
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うすべに
透きとおる緑のゼリーの風に揺れ 実をふくらますだいこんの花
5
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滝川昌之
聡明な女性は奇麗だけどでもちょっとおバカは凄く可愛い
14
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KEN
百年と持たぬ夢また押し上げて みずき萌ゆかも風乱ふ街
10
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へし切
晩春の木暮れまぎれに見過ぐしし花やまぼうしその色しろし
13
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舞
いつ頃か母さしくれる傘をうつ音美しと知る時のある
9
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び わ
日日草五枚の花弁風に揺れ白赤ピンク初夏をたのしみ
5
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茂作
書き寫す般若心經のちの日に 子らが孫らが形見とや見ん
13
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只野ハル
先頭の車両で立って前を見る座り居眠り乗り越し予防
4
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うすべに
ゆく春を惜しむひとふさ藤は散り 夏に手を振る桐のむらさき
11
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滝川昌之
母の日と子どもの日との距離感に毎年父は近づけずいる
17
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ななかまど
いたずらな初夏に吹く風枝先の葉をうらがえし若葉踊らす
17
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音蔵 雅秀
珍しや ツグミとすずめ電線に ツグミかほどに大きかりしや
2
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へし切
荒川に声もかろやか青春のボート漕ぎゆく一筋の跡
11
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舞
ゆく時を惜しむ者へと桜木の緑葉濡らす小細雨そぼ降る
10
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茂作
春の菜を終へて畑打つ翁らの 背中に汗沁み夏やたつらむ
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