Chicoのお気に入りの歌一覧
只野ハル
あっ冷たシンクの縁に湯上りのお腹が触れた水を飲みつつ
6
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横井 信
道端の小さな白いニラの花はじめて知ったあなたの名前
13
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名鈴
わが魂の 憧れ出でて 松虫の 形となりて 打ち縋るめり
9
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滝川昌之
ジングルが導く未来 茅ヶ崎の駅発つ汽車に「希望の轍」
18
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うすべに
おさなごは赤いトトロと指をさす あたしの眼には怒った王蟲
7
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おじい
何かしら 背後寂しと 思ふとき 曼珠沙華は 其處に咲きてあり
10
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さちこ
君の息止めて誰にも分からないところに埋めて花びら降らせる
16
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原磯絵馬
傘の柄はわずか一駅君の手も同じ離せばきっと忘れる
5
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ケンイチ
町という町を秋へと変えてゆくこの前線はためらいもなく
11
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つばす
あぜ道の曼珠沙華持ち帰り 母に叱られた苦い思い出
3
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名鈴
虫よりも 汝が胸板に 耳を付け つぶつぶ走るを 聞き探りたし
8
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只野ハル
秋だからあのアダージョを聞きたくて古いレコードに針を降ろす
7
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只野ハル
道端に花を見つけてしゃがみ込むきれいだねって言ってみたくて
10
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舞
黄色葉のふわりと落ちて虫食いの穴から覗く青空高く
13
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トウジさん
夢見鳥蜜を所望と来たるらしガラス窓越し夢叶わずや
11
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名鈴
仏供米を 庫裏に預けて 本堂を さびしく見遣る 秋の彼岸会
13
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名鈴
絆されて かせで心を おりしあや 間近く寄らば 君に見せなむ
8
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芳立
うつせみの世にうつろひの風ふきてあきらめかぬる夏のぬけがら
5
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詠み人知らず
彼の母 アクリルたわし あと手紙 フェルト弁当 不器用な贈り物
3
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恣翁
風冷えて 秋の日射しの薄きこと 紫色のクレマチス咲く
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