灰色猫のお気に入りの歌一覧
きんぎょばち
累々と 返送される 履歴書に 初老無職の 現実を見る
4
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西村 由佳里
月よ月お話をして少しづつ地球と出会った最初の日から
5
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沙久
目を覚ますこともないまま逝こうとす 祖父の耳元で名を呼び続け
18
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リクシアナ
雨に咲く薔薇にしたたる薄紅を筆に含めてさらう手習い
24
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秋生
錆びついたコインはヘッド この世界 林檎もペンも命も戯曲
3
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千映
百日紅元気に空に向かい咲く吾の右足のリハビリ励む
12
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千映
安全な運転で帰り願う吾に和田宿で蕎麦食むとメールが
6
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林林
「あの看護師の次に俺が上手いんだ」母の呼吸器着ける父の手
33
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絮谷新
けうらなり骨の音鳴らすチルアウト更紗の帷夕風揺れて
10
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詠み人知らず
ポケGOでうろうろ歩く人たちは 暇なんだよな 羨ましいな
12
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野々花
疲れてるあなたを癒すすべもなくただただ過ぎる時間を見つめる
15
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美津村
心通ふのみに交はり我が狭く生きゐる術も安心ならず
5
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美津村
職替ればかはる悩みの我にあり夜更けて雨の雪となりゐつ
7
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美津村
オートバイに出勤する道目の丸き乙女に朝々出会ひ会釈す
7
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秋日好
白薔薇に幾重も巻きつく昼顔に女の執念覗く気もする
21
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鰹鯨
人の瀬をうらみ情けにうちおぼえいとど悲しと雲居に流す
6
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舞
なにもかも踏み潰したき酔いありて吾が影を追う月を背にして
21
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Chico
石垣に偃したればのんのんと播州平野渡る群羊
18
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へし切
鳴く声の雲路にむせぶ時鳥はれぬ思ひのむら雨の空
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呉竹の憂き節
かき流すあはれはいづれながめにて声ひぐらしに分かぬ夕立
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