灰色猫のお気に入りの歌一覧
海恵ふきる
この中の誰もに守るべきものがあるのだ、満員電車に揺れる
11
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千映
今朝も眉引いて気合いをいれる吾は向日葵娘がボランティア婆に
9
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桐生賄
学校の 連絡網にて ポケGOの 注意喚起の メールが来たり
13
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秋日好
Lの字のソファの間のカーペットぴったり嵌る夫の身長
12
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秋日好
愛の夢訪なう前の下準備淑女に尋ねることでもなしに
8
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秋日好
中和して纏わりついて泳がせて君は私に浸透してくる
14
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酒野実
古の奈良の都の空き民家あきずに篤く用ひぬるかな
9
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松本直哉
一滴の汗うかびつつかへりたる童の頬の産毛ほのかに
8
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秋日好
肉の身を得ても声無く抱いても湖水のように冷たいままで
12
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Chico
ウインクや、なげキスみたく歌のあり、行つてきますとうたのわ閉ぢる。
20
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秋日好
月に寄せ歌う想いはあのひとに私の夢を見せて欲しいと
15
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工藤吉生
抱き上げてしまいたくなる体勢を猫がしていて負けてしまった
9
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絮谷新
物憂げな瞳に夜を湛ヘては白き鎖骨に纏ふ髮の香
19
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舞
いつの夜かおんなと成れる夢みるや浴衣少女の紅い朝顔
17
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人三昧
年ごとに 寂れて行くや 秋大祭 どげんかせんと 発言の有り
7
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詠み人知らず
黄昏の逢ふ魔が時に柴犬のお供を連れて 鎌婆と逢ふ
6
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愛
言葉を放棄していたあの頃の私は何を歌えたのかな
4
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沙久
気付くまいと盗み見ていた横顔が 眩しい視線を向け吾を射る
13
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夢士
翡翠やレンズ尻目にケセラセラカメラ担ぎて人走りをり
12
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沙久
剥き出しの凶行伝える画面には おさめきれない歪んだ欲望
9
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