コタローのお気に入りの歌一覧
吉野 鮎
閉ざされし扉の向こふ藤棚に濃き淡きを搖るむらさき花房
12
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滝川昌之
定年後こうして三食顔合わせ家で距離置き過ごすのだろう
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滝川昌之
戦時下とたとえて耐える荒れ世にも咲く花ありと道の躑躅は
20
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滝川昌之
畔に揺る蓬の葉裏ごと白き乙女子肌に早や初夏の陽よ
17
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滝川昌之
哀し気な半旗と映る鯉のぼりステイホームのベランダに在り
20
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舞
前線は逆白波の海峡を超えて桜は松前に咲く
13
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夕夏
かなづかいなやみかんじをつかうのもおくりがなみてひらがなにする
6
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名鈴
興がりて 書きたる文も 侮れぬ 己顕にし 予言とならむ
13
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ユキ
花散らす 嵐よこの世の 災禍をも 洗い流して くれはしないか
12
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夏恋
こんなにも余裕ある暮らしはいつぶりか黄昏時に家族と夕飯
10
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名鈴
さらぬだに 思はぬ日さへ 無きものを 流行り病より 子等護り給へ
14
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名鈴
音に聞く 籠り居る日の 菓子作り 我もしかなむ 粉を押し練る
10
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名鈴
夜燃ゆる 恋も蛍も 得たるとは 幻にかは ただ闇に一人
9
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名鈴
君は吾が 妹にあらねど 訝しく 心に懸くる ばかりは許せよ
12
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KEN
荒谷の木葉も咲ゐた花も散り 垂水の淵に増す苦となりぬ
9
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KEN
春吟釀 雨に深醉ひ 出猩々 戲れて舞ふかな 千染の手指
12
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KEN
昨夜の雨 重き風さへ 糧として 路の槻の 木靈目覺めん
10
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KEN
この星は 振り廻されて 風を生む 災いの風 幸せの風
10
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KEN
冬惜しむ 斑雪裝ひ 春惜しむ 霞櫻か 雨の山肌
17
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横井 信
ひとときの平和を祈る風浴びて黄緑色の若葉は笑う
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