五穀米のお気に入りの歌一覧
inosann
海面を照らす光に包まれてシラス追う船 車窓に流る
16
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みやこうまし
もみじ葉の命果つるに色づけて見送る秋に惜別の情
19
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ふきのとう
無口なる長女がそこにいるだけで和みとなるや里帰りのとき
27
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舞
北国にもう雪虫の降る頃か咲く花もなきふるさとの冬
8
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詠み人知らず
群を出て月に吼えおる狼を 阪急電車でいつも見掛ける
16
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紫苑
逃れてものがれても青とこしへのまひるに冬のことぶれを聞く
10
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詠み人知らず
お決まりの息で曇った硝子窓 きみの名前も「スキ」も書かない
12
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恣翁
漆黒の遠くの森ゆ 胡麻粒を播きたるごとく 椋鳥の立つ
19
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へし切
限定は 馘首安堵の お墨付き非正規無くす とは、良く言ふた
10
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紹益
冬の朝 寒さ堪えて バスを待つ 空はどんより 濃い鉛色
14
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恣翁
日溜まりの山茶花の下 居眠れる猫 捨てられて懐かざるべし
19
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ヒナ・ヒナタ
概念をぶちのめすためはるばると船をのりつぎ脳天チョップ
3
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inosann
損をする付き合いくらいが丁度良いと思えて来たり還暦手前
24
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かぐら
秋の夜はさらさらひとり連絡を宮沢賢治に送りつづける
3
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朝がお
爽やかなもったいないよな 秋日和 洗濯物から歌が聞こえる
5
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恣翁
測量の巻尺光る秋の日に 工事に使ふ石匂ひたり
21
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詠み人知らず
商店街チャリ暴走の青年に罵声浴びせる愉しい夕べ
9
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ふきのとう
新しき味噌を開ければ芳しい香りにふれて朝餉はじける
12
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金魚藻
秋深し人の噂も絶えはてた執務室にてモカの珈琲
7
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恣翁
空低く 牛の伏すがにゆったりと 水平線に佐渡の横たふ
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