KENのお気に入りの歌一覧
へし切
「おはよう!」と行合ふ人に 元気よく 春の陽射しに笑みがこぼれる
20
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河のほとり
池の面を照らせる月は風にのみ氷らぬ波のかげとこそ知れ
12
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名鈴
物語 よりも奇異なり 判官の 語る沙汰こそ 身の毛立ちたれ
8
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滝川昌之
飛ぶよりも小走りが好きセキレイはつんとすまして避けるのが好き
18
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横井 信
夢で見た嫌な予感に目は覚めて仕事に急ぐ重い足取り
11
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灰色猫
また今日も友らは夢を追うのだろう本へと逃げるぼくを残して
19
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恣翁
肌襦袢の裏と膚の間にし 淫らな期待 ぞわぞわ走りぬ
8
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へし切
お互いに遠く離れて暮らしても 孫がつなげる 親子の絆
21
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横井 信
強風に震えた夜に抱きしめた腕の中から逃げる温もり
14
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名鈴
思ふ様に 万巻の書を 取り見らるる 平らかなる世ぞ 有り難きかな
16
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夏深
艶やかな振袖着こなし門前をそぞろ歩けり金髪の初春
6
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灰色猫
微笑んで時報と話す人にあう幸せそうに愛していると
15
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舞
静寂から雪降る音のかそけくも降り積み来たるこの夕べかな
11
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横井 信
まだ早い朝を見守る街灯の明かりの中で踊る雨粒
19
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滝川昌之
珍しい酒の瓶など捨てられて集積場に名残る年越し
24
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夢士
吾はゆく頬こわばらせ睦月の夜一万歩めざしほろ酔ひ歩く
13
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へし切
名にし負ふ 花ぞめでたき福寿草の 君のしあわせ 祈る初春
19
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灰色猫
美しいものに会うたび切なくて世界に君がいるからだろう
17
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三郎太
道端でじゃんけんぽんで鬼ごっこ子供はいいなしばし眺める
5
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滝川昌之
鍵穴が墳墓の形に見えるから亡父の机の開けぬ引き出し
21
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