KENのお気に入りの歌一覧
滝川昌之
秋の日の風向きのまま立ち枯れた芒に日脚伸び冬茜
19
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名鈴
様様に 言ひ伝へらる 花や木を 目近く見たし 君と掻い連ね
12
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舞
雪籠り音無き夜の晩酌は独りひもとく古きうたなど
12
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蔓葵
冬の月にあかねの空はよそなれば闇より出でて闇にこそ入れ
12
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舞
おしなべて歌よみひとはうつろへる人の思いを伝う語り部
13
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滝川昌之
抜けてきた辛き受験を偲びつつセンター入試の子らへエールを
16
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横井 信
ゆっくりと西の空から晴れやかに広がる青い寒中の風
9
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うすべに
ガード下 壊れた傘がうずくまる 貨物列車の音のさみしさ
11
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横井 信
役割りを終えた工具はひっそりと冷たい雨に濡れる裏山
11
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夢士
松過ぎて二人の夕餉皿二つテレビの音のやけに大きく
12
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夢士
残り酒空けて夜歩き初霞点滅信号ぼやけて見ゆる
12
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名鈴
大地は 常しへならむ 伝言は 誤りならむ 里はよも消えじ
11
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滝川昌之
疼くのは古傷でなく季節(いま)の傷 指先割れて寒染みる傷
17
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滝川昌之
大山を鳴動させるネズミらは浦安にあるリゾートに棲む
19
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夏深
気がかりな放射線状の雲の間に白き下弦の月の静けさ
7
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桔梗鈴
朝霧の八重に覆ふる藤衣さきてこぼるる我が泪かな
6
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横井 信
まだ僕は刈田の中で見上げてる朝陽に染まる遠い雪山
18
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夢士
今ここで「落としましたよ」と恥ずかし気小走りで去る少女に感謝
11
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夢士
とんとんと肩たたく手に振り向けば「落としましたよ」と皮の手袋
9
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滝川昌之
凍て星のごとく冷たき街灯のLEDは無慈悲に白く
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