詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
灰色猫
津軽には津軽訛りの猫がいて演歌のこぶしで夜な夜なわめく
21
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恣翁
顔洗ふ水の冷たさ 身に沁みて 年の残りを数へ初むらむ
12
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滝川昌之
駅蕎麦の湯気に誘われ温もれば向寒も好し冬の立つ朝
20
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名鈴
天命を 受け入れたりし 今よりは 有らん限りに まこと尽くさむ
8
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水色一揆
草臥れた老いし山羊ありもろともに寝転んで聴く入相の鐘
6
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恣翁
梔子の 赤く熟せる実は裂けて 弾けむずるか 坪庭の冬
16
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KEN
たまゆらの 黄金の色の 槻木の上 鷺流れゆく 弓月射る如
16
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舞
一杯の茶の温もりの有り難く冬立つ朝の白きひと時
14
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松本直哉
しろたえの雪かとぞ見る霜さゆるあしたの庭ににほふ白薔薇
5
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芳立
街の葉はただひと筆の色ひきて北より雪の声ぞ聞こゆる
6
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水色一揆
この世では逢わずになりけん姉なりし白き椿を夢に育てり
3
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水色一揆
はじめての馬酔木くわえて確かめる旧き記憶あれ子ヤギは生きよ
3
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水色一揆
さな葛遠霞ゆく春の日は桜の下に逢わな弟
4
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水色一揆
逆らいてそのかみ父に我が投げし一字一句を吾子が言い居り
5
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水色一揆
空青し換毛の山羊ふわふわと紛れ込みたり春の干し草に
6
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水色一揆
姉さまは白き椿の俤に一世の夢を物語りけん
6
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水色一揆
大君は雑草なる名の草無しと米粒詰草今盛りなり
7
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水色一揆
微笑んで死んではいないと言いしひと夢の通い路十万億土
7
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水色一揆
紫の匂える芋の花咲いてまた遠くなる炭水化物ダイエット
6
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水色一揆
去りがたき暗き火の色血の色の雲とし見ればわが夕照
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