遠井 海のお気に入りの歌一覧
文麿
流れ星願ひ祕めつつ見上ぐれどつれなき空に降るは蟲の音
17
もっと見る
淑乃さと鹿
軽やかに山を駆けゆく鹿のように飾らぬうたを私は詠みたい
8
もっと見る
紫苑
三年余を陸にしありぬみちのくの船ゆ海岸線の見えざり
11
もっと見る
詠み人知らず
盆帰りこの夏越せるか父母の 輪郭縮み直視できない
14
もっと見る
詠み人知らず
ポンコツ車捨てずにおこうもう少しマブダチみたいに愛着湧きて
6
もっと見る
只野ハル
また今朝もすまぬすまぬと言う母に言わせてしまう僕もすまぬと
13
もっと見る
茄子姫
「未だに微熱が下がりません」「それはあなたが病んでいたいからです」
2
もっと見る
工藤吉生
触ったら噛みつく場所を知っていて触って噛みつかれている月曜
4
もっと見る
工藤吉生
自転車に乗る練習をした空き地アパート二つの広さだったか
7
もっと見る
小林檎
戦争を知らぬ子どものまた子ども二人揃って拝む仏前
8
もっと見る
銀ねず
融解を続ける肢体つやつやと夏がわたしの中へ沁みこむ
3
もっと見る
村上 喬
休日の午睡の後の気怠さに「うたかた」などとうそぶいてみる
15
もっと見る
いちにのパッパ
兄ちゃんにやられたことを訴える泣き声だよねすぐ分かったよ
4
もっと見る
紫草
産廃の施設建設反対ののぼりはためく里を寂しむ
15
もっと見る
片井俊二
白シャツにスイカの種と思いきや テントウ虫に愛される朝
4
もっと見る
falcon
大地蹴る若き力に音たててアドレナリンが流れゐでたる
5
もっと見る
みやこうまし
記録的猛暑の印 図書館に涼を求めし人の溢れぬ
9
もっと見る
みなま
初盆に点す蝋燭揺らめいてあたかも夫が話すかのごと
15
もっと見る
inosann
連休は朝昼夕と食むことで地球の動きに付いて行ってる
8
もっと見る
毒島
目を細め 目が悪いからと覗き込み 近づく君に からだかたまる
6
もっと見る
[1]
<<
25
|
26
|
27
|
28
|
29
|
30
|
31
|
32
|
33
|
34
|
35
>>
[167]