あぶくのお気に入りの歌一覧
シダ
風寄せてさざなみ立ちぬ水鏡かげにまことに揺るる青柳
7
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へし切
遣る瀬無く コロナを憎み「豚まんは肉まん」などと 笑ふしかない
11
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可不可
前うしろ右ひだり塞がっても 真上の空は流れる雲
7
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さいおん
不逢 此日渡 月渡 相見今 凪渡可聞
11
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横井 信
一歩目の決意は揺らぐ木漏れ日の陰へと逃げる犬の鳴き声
13
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只野ハル
傾向は小さな世界その中でひとりの歌を寂しく詠う
8
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滝川昌之
善い菌も失せてしまうか手洗いで糠床混ぜる母の匂いも
14
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KEN
藤の花 問はず語りに さみだれの けはい教へる 声を見上ぐる
12
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可不可
モニタァに私も同じ一齣か 盛り上がらない合コンみたい
7
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横井 信
珈琲をそっと飲みほし小雨降る街を眺めて続ける読書
11
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師崎
自分には何もないのだということを思い出すためだけにある夜
6
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名鈴
君待ちて 暗む家の内 一人居の 我が胸の火の 透き影ぞ漏る
8
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やまざくら
百年の 花のトンネル 遠き日の 家族の宴 偲びつ歩む
8
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ななかまど
鳥かごの中で空へと憧れる夢みることが今できること
10
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滝川昌之
長袖を捲れば蓬の葉裏ごと白き腕にと降りる初夏陽よ
15
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黒木梓
明日からはただの知り合い以下のひと ナスタチウムはにがくてからい
3
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草木藍
採れたてのえんどうむくは楽しかりうぐいす色の豆のころがる
6
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草木藍
朝暗き庭のカラーの白深し闇の中こそより深み増す
8
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KEN
ほがらかに かたばみの花 石のあひ うつむく人の まなこにも咲け
14
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空き缶
まだ明けぬ空の端から聞こえ来る孤独まぎらすヒバリの会話
8
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